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記事: 『コーヒーカップを作る』3

『コーヒーカップを作る』3

『コーヒーカップを作る』3

製造先を探し始めて数週間
岐阜県多治見市にある丸健製陶さんに依頼しました。
 
僕が画面に向かって描いた慣れないデザイン。
送ってはダメ出しをいただき
めげずにまた送るを繰り返しました。
  
ご指摘の内容は「型から抜けない。」
「焼き上がる前に自重に引っ張られて形状が崩れる。」など
把握できてない工程、強度の制約が原因でした。
 
まさに絵に描いた餅。
素人のお絵描きに忍耐強くよく付き合ってくれたなと思います。
  
プロ目線からアドバイスをいただき
試作を作っていただき、その試作を検証。
肝心のコーヒーの味わいが思ったようにならず
再度形状を変えた試作を依頼。
その試作を検証。
この地道なパスの繰り返しで、理想のカップに近づいていきました。
  
初期の試作、想定した味の感じ方にならなかったときは精神的に辛かったなぁ。。
 
コンセプトは
「口腔内のコーヒーの広がり方をカップの形状でコントロールする」
その他に実現させたかったのが
・同じ形で今後も作れる
・業務用として使用できる強度と耐久性
・女性でも軽く持てる
・高価になりすぎないように(と言っても一般流通品ほど安くはできないのですが)
 
これらは強度を確保できる素材、
工程を増やさない形状の工夫、
それも含めた製陶工場の高い技術力で解決できました。
 
何度目かの試作
強度がありながら部分的に光を透過するほど薄く
軽く仕上がってきたときは、驚きと嬉しさで、にやけてしまいました。
 
厚い部分、薄い部分
すべてに意味があり機能が隠れていて
もうこれ以上削ぎ落とす無駄も
手を加える部分もない。
 
ついに・・・! 理想の形状が完成しました。
 
 
つづく

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